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Spotify「ポッドキャストトレンド2024」、回答者の63%がソーシャル メディアインフルエンサーよりもポッドキャストホストを信頼

Spotifyがポッドキャストの最新トレンドを調査した「2024 Podcast Trends Tour」レポートを発表しました。今日はこのレポートの中から気になる部分をまとめて紹介します。

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■ポッドキャストのホストに対する信頼感
今回の調査回答者の63%が、お気に入りのソーシャルメディアインフルエンサーよりもお気に入りのポッドキャストホストを信頼しているとのこと。これは広告主にとって意味のあることで、実際ミレニアル世代とZ世代の45%が、ポッドキャスト広告を聞くと、宣伝されているブランドや製品を信頼すると回答しています。また、ポッドキャスト配信者の52%が、ソーシャルメディアよりもポッドキャストのほうが自分らしさを出せると感じていると回答しています。ホストとリスナーのいい関係が感じられる結果となっています。

■人気のポッドキャストカテゴリー
米国のリスナーの間で最も人気のあるポッドキャストのカテゴリーは、「コメディー」、「トゥルークライム」、「ニュース」、「健康とフィットネス」、「社会と文化」でした。2023年Q1から2024年Q1で最も急成長したカテゴリーは「宗教とスピリチュアル」(+49%)、「社会と文化」(+23%)、「芸術」(+22%)、「スポーツ」(+20%)でした。

■ポッドキャストリスナーの世代の違い
リスナーの世代を見ると、Z世代が最も多くポッドキャストを聴いており、ミレニアル世代が僅差で2位となっています。またZ世代がもっとも聴かないカテゴリーは、ベビーブーマー世代が最も多く聴いている「知識」と「政治と時事問題」だったそうです。世代で聴かれるコンテンツが違っているのはイメージ通りですね。

■ビデオポッドキャスト
Z世代は他の世代に比べてビデオポッドキャストを聴取する可能性は18%高かったそうです。また、過去1年間にSpotifyのビデオポッドキャストのエピソードは64%増加、ビデオポッドキャストの1日あたりの再生数は前年比39%増加したとのこと。

■海外のポッドキャスト番組
Z世代は、国際的な番組を好む傾向も示されています。米国では18〜24歳のリスナーの聴取の47%、13〜17歳のリスナーの聴取の45%が米国外で配信された番組だったそうです。国外での聴取は、米国やオーストラリアなどの英語圏の市場で配信された番組が最も多く、ブラジルや日本などのコンテンツは母国語による配信が中心のため主に地元のリスナーが聴取するにとどまっているとのこと。英語コンテンツが強いのは当然ですね。

■ポッドキャスト広告
調査回答者の62%がポッドキャスト広告を聞いた後、商品を検索したり、商品を購入したり、単に商品について話すなどの行動を起こしたそうです。また、Spotifyのポッドキャスト広告は音楽広告の収入よりも速いペースで成長しているそうです。

■テイラー・スウィフト効果
Spotifyの今回のレポートではテイラー・スウィフトについて語るポッドキャストの再生数の変動も細かく紹介されています。例えば、グラミー賞アルバム・オブ・ザ・イヤー受賞で172%増、新アルバム発表で803%増、グラミー賞の翌週で733%増など「テイラー・スウィフト効果」と呼ばれるほどインパクトがあることがわかります。

今回のレポートに関して動画も公開されていますので興味のある方はこちらもチェックしてみてください。

ではまた。

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