Edison Researchがポッドキャストの「まとめ聴き」についての調査結果を発表

Edison Researchがポッドキャスト番組の複数エピソードを一気にまとめて聴くことについて、調査を行った結果を発表しました。ある番組を知って、1つのエピソードを聴いたらドハマリして、過去のエピソードも含めて一気に聴いてしまうことってありますよね。今回はそんな「まとめ聴き」についてのレポートを紹介します。

Edison Research / Still Listening?

今回の調査は、過去1週間にポッドキャスト番組を聴取したリスナーを対象とし、Apple Podcastのカテゴリーをベースにしたものとなっています。まとめ聴きの定義は、1回のセッションで複数エピソードを聴くことを指しています。

まず、全体として米国の13歳以上の毎週ポッドキャストを聴くリスナーの77%が、ポッドキャスト番組の複数エピソードを一気にまとめて聴いたことがあると回答しているそうです。

カテゴリー別で見ると、最もまとめ聴きするカテゴリーとして、フィクション番組(93%)、トゥルークライム番組(90%)となっています。この2つのカテゴリーは通常、エピソード単体では話がわからないため、結果的に一連のエピソードを聴くのが自然で、まとめ聴き経験が高くなるのは当然の結果とも言えます。

一方、最もまとめ聴きしないカテゴリーとして、ニュース番組(73%)、テクノロジー番組(72%)となっています。エピソード単体で話が完結する傾向も高く、また時事ネタが多いため、古いエピソードを聴くニーズが低いカテゴリーはまとめ聴きされにくいということだと考えられます。

Edison Researchは今回の調査のまとめとして、「この結果は、ポッドキャストリスナーが毎週どれだけ熱心に番組を聴いているか、そしてポッドキャストのコンテンツがいかに魅力的なものであるかを示しています。」と結論づけています。

ではまた。