IABとPwCが「2023年通期インターネット広告収益レポート」を発表しました。今回はデジタルオーディオアド(デジタル音声広告)領域を中心に抜粋して紹介していきます。
IAB / IAB/PwC Internet Advertising Revenue Report 2024
■インターネット広告収入トレンド
2023年のインターネット広告収入は前年比7.3%増、過去最高の2,250億ドル、日本円でおよそ34兆円に達し、経済の不確実性が続く中でも回復力を見せています。
■インターネット広告フォーマット別シェア
2023年、インターネット広告全体におけるオーディオ広告のシェアが3.1%と前年の2.8%から増加しています。
ここで定義されるオーディオ広告は、ポッドキャスト、音楽ストリーミングミュージック、ストリーミングラジオを含んだものとなっています。
■インターネット広告フォーマット別収益
2023年、オーディオ広告は対前年比18.9%増の70億ドル、日本円でおよそ1兆円となっています。
■インターネット広告フォーマット別成長率
2023年のフォーマット別での成長率をみると、オーディオ広告が18.9%でもっとも成長したフォーマットとなっています。前年の20.9%成長よりは若干ペースダウンしていますが、過去3年成長率トップを維持しています。
IABはこのレポートで、オーディオ広告について「現在、多くの企業が音声配信サービスの提供を拡大し、広告付きのプランを導入することで、より多くのリスナーが音声配信サービスを利用できるようになっています。AIを活用したパーソナライゼーションも、この成長に寄与していると思われます。2024年の見通しについては、すべての参加企業が今後1年間の成長を見込んでいると回答しており、引き続き明るい見通しとなっています。」とまとめています。
またIABはポッドキャスト領域にフォーカスしたレポートを公開予定とのことなので、お楽しみに!
ではまた!