Amazonオーディブルは、世界11か国・約18,000人を対象としたオーディオコンテンツの聴取習慣調査の結果を発表しました。世界のリスナーの34%が前年より多く聴いたと回答。日本では「読む」と「聴く」を行き来する傾向が見られ、AIナレーションに前向きな人は66%と11か国で最も高い結果となりました。

Audible「オーディオコンテンツの聴取習慣調査」2026の概要
オーディオブックおよび音声コンテンツの制作・配信サービスを手がけるAmazonオーディブル(以下、Audible)は、オーディオコンテンツの利用実態や聴取習慣を把握するためのグローバル調査「オーディオコンテンツの聴取習慣調査」の結果を発表しました。
本調査は、Audibleの委託によりNielsenIQが実施した音声コンテンツに関するグローバル調査「The Future of Listening」です。オーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、メキシコ、スペイン、英国、米国の11か国、約18,000人を対象に、オーディオブックやポッドキャストの利用実態、聴取習慣などを調べています。
世界で広がるオーディオコンテンツの利用
調査対象11か国のオーディオコンテンツリスナーのうち、過去12か月間に前年よりも多くのオーディオコンテンツを聴いたと回答した人は34%でした。「少なくなった」と回答した23%を11ポイント上回っています。国別では、ブラジルが46%、メキシコが44%、英国が38%、米国が35%と、前年より多く聴いたという回答が目立ちました。
「聴く」と「読む」が相互に読書を後押し
11か国全体では、オーディオブックリスナーの61%がオーディオブックで聴いた作品を後に紙または電子書籍でも読んだことがあり、69%が紙または電子書籍ですでに読んだ作品をオーディオブックでも聴いたことがあると回答しました。また、63%が特定の著者のオーディオブックを聴いた後に、その著者の作品を紙または電子書籍で購入した経験があるとしています。
オーディオブックを聴き始めてから、新しい著者の作品を試した人と新しいジャンルを試した人はいずれも29%、電子書籍を読む量が増えた人は26%、紙の書籍を読む量が増えた人は22%でした。オーディオブックと紙・電子書籍による読書が、相互に新たな読書体験を促していることが分かります。
日本でも同様の傾向が見られました。日本のオーディオブックリスナーの68%が、紙または電子書籍で読んだ作品をオーディオブックでも聴いたことがあり、62%がオーディオブックで聴いた作品を後に紙または電子書籍でも読んだことがあると回答しています。「読む→聴く」「聴く→読む」の経験回数が5回を超える人はいずれも14%で、11か国で最も高い結果でした。さらに、オーディオブックを聴き始めてから29%が新しいジャンルを、25%が新しい著者の作品を試し、25%が電子書籍を読む量が増えたと回答しています。
「リラックスするために聴く」が主流に、日本では72%が実感
11か国のほぼすべてで、オーディオコンテンツを聴くシーンとして「自宅でリラックスしながら」が最も多く挙げられました。聴くことで得られる感情についても、「リラックスできる・安心感を得られる」が最多となっています。また、11か国全体では51%が「スクリーンを使う娯楽を意図的に置き換えることができた」、47%が「SNSの利用が減った」と回答しました。
日本では、オーディオコンテンツリスナーの72%が「リラックスできる・安心感を得られる」と回答し、11か国全体の69%を上回りました。「メンタルウェルビーイングを支える」と回答した人は47%でした。子どもの利用については、オーディオコンテンツを聴く保護者の46%が、自身の子どももオーディオコンテンツを聴いていると回答しています。子どもが聴くメリットとしては「スクリーンを使わない娯楽」が37%で最も多く挙げられました。
作品選びの決め手は「ジャンル」、日本ではメディアも重要な接点に
11か国全体では、聴くコンテンツを選ぶ決め手として「ジャンル」が最も多く、すべての調査対象国で「テーマ/個人的な興味・関心」が2番目となりました。朗読者も重要な要素で、オーディオブックリスナーの65%が、気に入った朗読者が朗読する別の作品も探すと回答しています。新しいオーディオコンテンツを知るきっかけとしてはSNSが最も多く、特にブラジル、メキシコ、米国でその傾向が強く見られました。
日本でも、新しいオーディオコンテンツを知るきっかけとしてSNSを挙げた人が55%で最多でした。一方、「ニュース、ウェブサイト、雑誌」は44%で、11か国全体の27%を17ポイント上回っています。日本ではSNSに加え、ニュースやウェブサイト、雑誌などのメディアも、新しいオーディオコンテンツと出会う重要な接点となっていることが分かりました。
AIナレーションへの受容度、日本は66%で11か国最高
11か国全体では、オーディオブックリスナーの約50%が、AIナレーションによるコンテンツを聴く、または試してみることに前向きと回答しました。多くの国では、AIナレーションで聴くことを想像できるコンテンツとしてフィクションが最も多く挙げられています。
日本のオーディオブックリスナーでは、AIナレーションに前向きな人が66%となり、11か国全体を16ポイント上回って調査対象国で最も高い結果となりました。AIナレーションで聴くことを想像できるコンテンツは、ノンフィクションが48%で最も高く、フィクションが45%、記事が44%と続きます。多くの国でフィクションが最多だったのに対し、日本ではノンフィクションが最多という特徴が見られました。また、技術の進化によってオーディオブックがより身近になる未来について、日本のオーディオブックリスナーの69%が期待していると回答しています。
Audibleチーフ・コンテンツ・オフィサーのコメント
Audibleのチーフ・コンテンツ・オフィサーであるレイチェル・ギアッツァ氏は、今回の調査で特に印象的なのはオーディオコンテンツの成長の規模と勢いだと述べています。人々が以前より多くのオーディオを聴き、さまざまな形で物語を楽しみ、気持ちを切り替える手段として活用していること、特にスクリーンに代わる選択肢として価値を見いだす人が増えていることに触れ、オーディオが単なるエンターテインメントにとどまらず、日々の生活の一部になっているとの見方を示しました。
Audibleについて
Audibleは、プロのナレーターや俳優、声優が読み上げるオーディオブック、ポッドキャスト、Audibleオリジナル作品など、全カタログ100万以上の作品を取り揃えています。225の国と地域で50の言語によるコンテンツを提供しており、会員は年間約60億時間分のコンテンツをダウンロードしているとしています。
参照元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000350.000036126.html


