ポッドキャスト配信サービス大手「Acast」が10周年を迎えました。CEOも10年を振り返ったコメントなどを発表していますので、今日はこのニュースを紹介します。
Acast / Acast Celebrates a Decade of Growth and Innovation in Podcasting
Acast / Acast Of Characters: Ten Years of Shaping the Podcasting Industry
2014年にスウェーデンで設立され、英国、ヨーロッパ各地に拡大し、2016年に北米展開、2021年にスウェーデン証券取引所でIPOを行っています。
Acastの功績として、動的な音声広告挿入、セルフサービス広告プラットフォーム、ファーストパーティーデータターゲティングソリューションなど、ポッドキャスト業界初のアドテクロノジーをいち早く投入してきたことがあげられます。またポッドキャスト関連サービスの買収も積極的で、2019年にPippa、2022年にRadioPublic、Podchaserを買収しています。
その結果、Acastは現在、約125,000のポッドキャストを配信しており、世界中で370億以上の広告を配信しているそうです。また、設立後、ポッドキャスターに累計3億ドル以上を支払ってきたとのこと。
Acast CEO / ロス・アダムス氏コメント
「10年前はポッドキャストはまだニッチなものでした。時が進み今日まで、ポッドキャストがこれほど普及したのには驚かされます。現在、世界中で4億2400万人以上が聴いています。
Acastは急成長を遂げてきました。ポッドキャストの世界では10年は一生に等しいもので、その間にこのチームがどれだけの成果を上げたかを振り返ると、本当に信じられない気持ちになります。
この10周年の記念日はAcastの勝利を祝うだけではありません。これはポッドキャストコミュニティー全体を祝うものです。
今後を見据えると、ポッドキャストの未来はこれまで以上に明るいと心から信じています。より多くの人々がポッドキャストの魅力を発見し、より多くのクリエイターがオーディオだけでなく利用可能なあらゆる媒体を通じてストーリーに命を吹き込むにつれて、私たちはさらに深いつながりと真に有意義な体験を生み出すチャンスを得ることができます。」
ポッドキャスト市場の成長とともに歩んできたAcastの10年、素晴らしいですね。おめでとうございます!
ではまた。