Nielsenが調査したオーディオ領域の年次レポート「Audio today 2023」が発表されました。今回はこのレポートの一部を抜粋して紹介したいと思います。
■1週間にポッドキャストを聴いた時間は?
2022年と2023年の比較では、週に5時間以上もしくは10時間以上聴くというヘビーリスナーは増加している一方で、週に1時間未満というライトなリスナーは減少している傾向がみられます。それにしても、ポッドキャストリスナーのほぼ10人に1人が、週に10時間以上ポッドキャストを聞いているというのはすごいですね。
■ポッドキャストをよく聴く平日の時間帯は?
どの時間帯でも昨年よりも増加傾向ですが、特に通勤中や移動中により多く聴くように習慣がシフトしている傾向がみられます。
■ポッドキャストの人気ジャンルは?
コメディーとニュースは依然としてトップですが、社会・文化、教育、歴史は今年大きく伸びています。
トゥルークライムも上位に位置しており、2,000万人が聞いているジャンルになっています。
■オーディオ全体から見るラジオは?
オーディオ領域を俯瞰すると、ラジオが圧倒的なリーチを誇っていることがわかります。
年齢を問わず85%〜93%の人が聞いており、ラジオ以外のYouTube Music、Spotify、Satellite radio、Pandora、Amazon Music、Apple Musicなどのサービスも単体でみればラジオとは比較にならない状況にあります。
■リスニングに費やした時間別シェアは?
米国の18歳以上の成人人口における、1日のリスニングに費やした時間のシェアでもラジオが圧倒的なポジションとなっています。
アメリカではさまざまな統計レポートからポッドキャストが伸びている傾向がみてとれますが、しかしラジオはそれ以上に絶対的な存在と言えそうです。
ではまた!