日本ポッドキャスト協会が2023年6月に実施した「ポッドキャスト配信者 実態調査」を発表しました。日本国内でポッドキャストを配信している88人からの回答を集計したものになっています。最新のポッドキャスターはどういう人物像なのか、興味深い結果となっているので一部を紹介したいと思います。
こえラボ / 日本ポッドキャスト協会が「国内ポッドキャスト配信者の実態調査」を初公開!配信者は30代~50代が75%、経営層が24%
ポッドキャスト配信者実態調査2023年6月
■ポッドキャスターの年齢・性別
ポッドキャスト配信者の年齢は30代〜50代で75%を占め、性別では男性が65%と多数になっています。傾向としてはリスナー層と同じ傾向が見られますが、若干配信者のほうが年齢が上になっています。
■ポッドキャスターの在住地域
ポッドキャスト配信者の58%が関東在住という結果となりました。これは、人口統計と比較しても多い傾向になっています。
■ポッドキャスターの職業
ポッドキャスト配信者の職業は、経営者・自営業などの比率が高い傾向にあることがわかりました。
これは、ポッドキャストの配信目的がマーケティングやブランディングを目的としているためとレポートでは指摘されています。
■ポッドキャストの配信開始時期・更新頻度
ポッドキャストを配信開始してから1〜2年の方が多いことがわかりました。また10年以上継続している人も5%いることも驚きです。
更新頻度については、週1回が60%と圧倒的に多く、次に不定期(11%)、隔週/月2回(10%)、と続いています。
■ポッドキャスト配信のきっかけ
トップは、楽しそうだった(44.3%)。ポッドキャストをよく聴いていて興味があった(40.9%)、ブランディングになりそう(34.1%)と続きました。
■ポッドキャスト配信目的
トップは、趣味・楽しみとして(60.2%)。誰かのために情報提供したい(54.5%)、認知度拡大(48.9%)、ブランディング(42.0%)と続きました。
複数回答可のため、趣味の部分とビジネスの部分両方が目的となっているのが現状という感じでしょうか。
■ポッドキャスト配信後の変化
ポッドキャスト配信によって変化したのは、人脈が増えた(48.9%)が最多となっています。変化なし(20.5%)もありますが、デメリットのほうが多い(1.1%)と回答したのはごく少数です。なんらかのメリットを感じている人が多い傾向でした。
■ポッドキャストの売上・集客は?
ポッドキャスト配信による売上、集客については他のSNSと比較して上がりにくく、集客できないと感じている割合が多いことがわかりました。
■ポッドキャストの配信の手間・フォロワーの集めやすさは?
ポッドキャスト配信の手間は簡単(58%)と感じ、フォロワーは集めにくい(44%)という結果になりました。たしかに他のSNSと比べるとフォローは集めにくい傾向にあると思います。
元のレポートでは、ポッドキャスターの配信成果、意見・感想などもまとめられており見る価値のある内容だと思います。興味のある方は是非オリジナルの発表もごらんください。
ではまた!