カナダの人気ポッドキャスト番組「Canadian Politics is Boring(カナダの政治は退屈だ)」が、リスナーに、タトゥーで番組を宣伝してもらっています。ポッドキャストの宣伝手法はいろいろありますが、この手法はさすがに珍しいですよね。今回はこのタトゥーのポッドキャスト広告を紹介したいと思います。
この場組は、カナダの政治を風刺するもので、カナダのApple Podcastsでトップ5入り、カナダのSpotifyでトレンド1位、コメディージャンルで3位、アメリカの政治番組トップ250に入る人気番組となっています。
この番組の宣伝として、リスナーに広告として番組のアートワークをタトゥーとして彫ってくれれば報酬を支払うという手法を思いついたとのこと。そして、実際に一人のリスナー、カイル・モイストさんがこの申し出に応じてタトゥーを彫ったといいます。
タトゥーを入れたカイル・モイストさんはこの取り組みについて「カナダ人を教育し、楽しませるためにしている番組を代表し、しかもギャラをもらえるなんて、この機会を逃すわけにはいきません。それに、ツナ缶のロゴも最高です!良い人生とは、楽しくてユニークな経験に満ちたものです。兄の最初のタトゥーへのオマージュと、不条理という哲学理論にちなんで、足首に “不条理 “というタトゥーを入れました。それ以来、私は自分の脚を覆う楽しくて不条理なアイデアを探していました。」とコメントしています。
また、番組ホストのリース・ウォーターズさんは「1ヶ月の広告スペースに大金を払うのに比べて、タトゥーは一生ものだ。カイルさんは、凍てつくようなカナダ北部に住んでいるにもかかわらず、できるだけ頻繁にショートパンツを履くと約束してくれました。私たちの番組はめったにシリアスにならないし、カイルさんも私たちと同じような考え方を持っていると思います。」とコメントしています。
実際にタトゥーを入れた様子も公開されています。
ちょっと日本では真似できない宣伝手法ではありますが、番組ホストとリスナーの強い結びつきを感じさせる話だなと思いました。それにしても、広告料金、いくらだったのかとても気になります。ではまた!