ポッドキャスト管理プラットフォームのAushaが「ポッドキャストとYouTube、どちらがベストか？」と題したブログを公開しました。個人的に気になる記事だなと思ったので紹介します。
Ausha Blog / Podcast vs YouTube: Which one is best?
比較ポイントをいくつかピックアップして紹介します。
■比較1 制作費が安いのは・・・ポッドキャスト
コンテンツを制作するコストを比較すると動画より音声のみのポッドキャストが安くなるのは言うまでもありません。
動画は制作機材のカメラ、巨大な動画ファイルを収めるストレージやハイエンドなPCが必要になりますが、音だけの場合は動画に比べて安い環境で制作可能です。
■比較2 作成が簡単なのは・・・ポッドキャスト
製作の難易度も大きく異なり、一般的に音声よりも、動画のほうが専門知識が必要とされます。撮影・録音・編集作業もそれぞれ動画のほうが手間で時間がかかる傾向にあります。
また、ゲストを呼んで制作する場合、YouTubeに出演してもらうよりもポッドキャストに出演してもらうほうがハードルが低いそうです。また出演許可が得られたあとも収録でゲストがより良い会話ができる場合が多いとのこと。これは確かにそうだろうと思いますね。
■比較3 より簡単に成長できるのは・・・ポッドキャスト
YouTubeはひとつのプラットフォームですが、ポッドキャストはさまざまなポッドキャストプラットフォームに投稿可能です。もちろんYouTubeは巨大なプラットフォームですが、ポッドキャストもあらゆるプラットフォームに配信することで多くの人に届けることが可能になります。
また、ポッドキャストプラットフォームは、フォローされていれば新しいエピソードを聴かれやすい仕組みになっています。
そして、ポッドキャストならではの利点として、ながら聴きができるという点があげられています。
■「ポッドキャスト vs YouTube」ではなく、「ポッドキャスト ＋ YouTube」
ここまでポッドキャストの方がYouTubeよりもクリエイターに向いているという話になっていますが、実はどちらかを選ぶ必要はないとのこと。ポッドキャスターにもYouTuberにもなるべきと指摘しています。
手間はかかるもののポッドキャストの音声エピソードをビデオエピソードに変換して、YouTubeに配信することは可能です。20億人の視聴者がいるYouTubeに配信することにはそれだけでも価値があります。YouTubeには、パーソナライズされたレコメンデーションの仕組みがあり、これにより新しいリスナーに見てもらう機会が増える可能性があるのも魅力です。
■ポッドキャストとYouTube、どちらがベストか？
ポッドキャストとYouTube、どちらがベストか？というタイトルの答えは「両方です！」と結論付けています。
これから番組を始める場合、まずはポッドキャストを作って、ウェブサイトを立ち上げ、ソーシャルメディアのプロフィールを立ち上げ、メールマガジンを立ち上げ、さらにYouTubeチャンネルを立ち上げるのが良いとのこと。
いきなりYouTube用に動画を撮影するのではなく、音声エピソードを動画ファイルに変換してYouTubeに配信するだけで良いのであれば、ハードルは下がります。この状態でマネタイズができるようになってから、必要に応じてビデオカメラなどの機材を購入し、YouTube専用のビデオエピソードを作り始めればいいとのこと。
記事のまとめとして、ポッドキャストの開始と成長は、段階的なプロセスで、「賢く始め、忍耐強く続け、強固な基盤を構築し、データを分析し、スキルを磨き、設備に投資し、業界の変化に注目する」ことが重要とのこと。納得できる話ですね。
ではまた。