2023年12月4日、Spotifyのダニエル・エクCEOが会社の組織変更に伴うメモを全従業員に共有しました。その趣旨は、全社で従業員総数を約17%削減するというものでした。今回はこのニュースを紹介します。
Spotify / An Update on December 2023 Organizational Changes
今回のレイオフは、今年に入ってから、2023年1月に6%相当の600人、2023年6月に2%相当の200人のレイオフに続く3回目で、対象は17%相当の1,500人となります。なお今回の対象は、どの役割、部門、地域が影響を受けるかについては明らかにされていません。
レイオフに関してSpotifyのダニエル・エクCEOのコメントです。
「私たちは、2024年から2025年にかけて、より小規模な削減を行うことについて議論しました。しかし、財務目標の状態と現在の運営コストとのギャップを考慮し、コストを適正化するための大幅な措置を講じることが目標を達成するための最良の選択肢であると判断しました。これが当社にとって正しい行動であると確信していますが、チームにとっては非常に苦痛であることも理解しています。」
レイオフされる従業員については、約5か月の退職金、休暇手当、退職期間中の医療保険、移民サポート、再就職支援サービスなども提供することも発表されています。
この発表後、市場は好感し、株価は11%急上昇し2年ぶりの高値となる200.46ドル付近で取引されています。
ではまた。