Spotify主催のデジタル音声広告のクリエイティブアワード「Spotify Hits」が日本初開催

Spotifyが日本初開催となるデジタル音声広告クリエイティブアワード「Spotify Hits」を主催しました。このアワードでは、Spotify広告の特性を活かし、クリエイティブなアプローチでビジネスの成長に貢献した企業やブランドのキャンペーンが表彰されました。

Spotify / Spotify Hits 2024: JP 受賞作品発表
電通報 / Spotify主催のクリエイティブアワードが日本で初開催。日本KFCがグランプリ

音楽や音声コンテンツのストリーミング利用が増加する中、Spotify上でリスナーにメッセージを届け、ブランド好意度やエンゲージメントを高めるニーズが高まっています。Spotifyはデジタル音声広告市場のリーダーとして、革新的で効果的なキャンペーンを表彰し、業界知見を共有することで市場の活性化を目指し、2023年に「Spotify Hits」を立ち上げました。

■受賞キャンペーン紹介
今年の「Spotify Hits」では、以下の賞が発表されました。

グランプリ(Spotify Mic Drop)
受賞者: 日本ケンタッキー・フライド・チキン
キャンペーン: 和カツバーガーのリローンチ「Yes!和カツ食いに行く」

企画・制作: 博報堂、博報堂プロダクツ、博報堂DYメディアパートナーズ、えるマネージメント、ミューズ、メロディー・パンチ
日本ケンタッキー・フライド・チキンの「和カツバーガー」キャンペーンは、高須クリニックのCMソングの替え歌をオリジナルで作成。SNSなど様々なメディアで話題を呼び、審査員から「一度聴いたら頭から離れない右脳に響くアプローチ」と高く評価されました。

ベストオーディオキャンペーン(Future Sounds)
受賞者: アース製薬
キャンペーン: アースノーマット「小島よしお音声広告」

企画・制作: CHOCOLATE Inc.
アース製薬は、音声とセリフの絶妙なバランスで広告が「忙しい人にも“ながら聴取”してもらえること」を期待して実施。蚊の羽音をリアルに再現した制作過程も注目を集め、審査員からも「これは広告ではなく音楽になっている」と高く評価されました。

ベストマルチフォーマットキャンペーン(Sound & Story)
受賞者: エスエス製薬
キャンペーン: ドリエル20周年 世界の子守歌キャンペーン

企画・制作: 電通、電通デジタル、サムワンズガーデン、エムアイティギャザリング、ベルベットオフィス
エスエス製薬の「ドリエル20周年キャンペーン」は、Spotifyの機能をフル活用し、音楽を通じて「良い睡眠」を訴求する広告として高評価を獲得。ブランドと子守歌のフィロソフィが一致し、ユーザーに安心感を与えました。

■審査員トークセッションと総評
審査員の博報堂執行役員・嶋浩一郎氏と電通CXクリエーティブディレクター・田中寿氏は、Spotify広告の特長である「ファンダム」「リズム」「パーソナライゼーション」に触れながら、Spotifyのマーケティング側面からみた価値について語りました。「音声広告は、聞き手に“ながら聴き”の余白を提供し、想像を広げる力がある」など、Spotifyの音声広告の可能性について意見を交わしました。