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Spotify、日本で2回目となる広告アワード「Spotify Hits Japan 2025」の各受賞作を発表

Spotifyは10日、革新的な音声広告やサウンドクリエイティブを表彰する「Spotify Hits Japan 2025」を開催し、全5部門の受賞作品を発表した。同アワードは、Spotifyのストリーミング体験と広告ソリューションを生かし、音の力で人とブランドをつなぐ取り組みを広く紹介するために設けられたもの。日本での開催は2回目。

Spotify / Spotify、広告・音声表現を表彰する『Spotify Hits Japan 2025』を開催し、各部門の受賞作品を発表

本年度は、実際に展開されたキャンペーンを評価する部門に加え、若手クリエイターのアイデアを公募する部門も実施された。

■Spotify Mic Drop(グランプリ)部門
ヤマハ #LoveYourMistake『Knock Turn』

最優秀賞にあたる「Spotify Mic Drop(グランプリ)部門」には、ヤマハの「#LoveYourMistake『Knock Turn』」が輝いた。クラシックを好むリスナーに向け、ショパン「ノクターンOp.9-2」を基に42人の演奏データから“ミスあるある”を分析し、新たな楽曲として再構成。日本、英国、インドの演奏者が参加し、音声広告の表現領域を拡張した点が評価された。

■Ear Candy(ベスト・イマーシブ・オーディオ・キャンペーン)部門
大塚製薬(ポカリスエット) サラウンドコマーシャル「円陣」&「円陣(部活)」

「Ear Candy(ベスト・イマーシブ・オーディオ・キャンペーン)部門」では、大塚製薬「ポカリスエット」のサラウンドコマーシャルが受賞。バイノーラル録音を用いて、リスナーが円陣の中心に立つような臨場感を演出し、ブランドの好意度向上につなげた。

■Seized the Moment(ベスト・モーメント・キャンペーン)部門
サントリー(金麦) 「家路言」

「Seized the Moment(ベスト・モーメント・キャンペーン)部門」には、サントリー「金麦」の「家路言」が選ばれた。帰宅時の気分に寄り添うよう、楽曲「蛍の光」をゆったりとアレンジ。声の演出とともに、仕事から日常への切り替えを促す瞬間を音で表現した。

■For the Fans(ベスト・オーディエンス・ストラテジー・キャンペーン)部門
日本コカ・コーラ(い・ろ・は・す)

「For the Fans(ベスト・オーディエンス・ストラテジー・キャンペーン)部門」には、日本コカ・コーラの「い・ろ・は・す 2025年コミュニケーション『きっとあしたも、いい感じ』」が受賞。藤井風氏の楽曲「真っ白」と連動し、Spotify上で音声・動画・プレイリストを組み合わせることで、ファンとブランドが共鳴する体験を生み出した。

■Future Hitmakers(ベスト・イノベーティブ・アイディア)部門

若手クリエイターのアイデアを表彰する「Future Hitmakers(ベスト・イノベーティブ・アイディア)部門」では、以下の3作品が各協賛企業賞を受賞した。

味の素賞:「猫舌クノール 〜聴き終えると、ちょうどいい温度になるプレイリスト〜」
 (ワンメディア / 小宮寛平)

KDDI賞:「一生ものプレイリスト」
 (電通デジタル / 髙屋敷日奈子 / 大川憧子 / 植木隆斗)

FamilyMart賞:「フード・ロス市警からのミッション “ファミマの値引き商品を救出せよ”」
 (博報堂 / 西村亮平 / 清水将也)

いずれの作品もSpotifyの音声広告フォーマットを活用し、若い世代に響く創造的なアプローチが高く評価された。

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