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本を読みたいのに読めない人が4割超、月0冊は56.3%—オトバンク調査

株式会社オトバンクが実施した読書習慣の実態調査で、オーディオブック非利用者の56.3%が月間読書量「0冊」と回答する一方、41.9%が「読みたいのに読めない」と感じている実態が明らかになりました。本記事では、読書を妨げる3つの壁と、オーディオブック利用による読書量の変化を詳しくご紹介します。

非利用者の56.3%が月0冊、それでも4割以上に「読書欲」

株式会社オトバンクは、オーディオブックユーザー904名と、オーディオブックを現在利用していない20代後半〜50代の男女332名(非オーディオブックユーザー)を対象に、「読書習慣に関する実態調査」を実施しました。

調査の結果、非オーディオブックユーザーの56.3%が月間読書量「0冊」と回答しました。その一方で、「本を読みたいのに、実際には読めていないと感じることがあるか」という問いに対しては、41.9%が「よくある」「時々ある」と回答しています。

さらに注目すべきは、月間読書量が「0冊」と回答した層のうち、24.6%が「本を読みたいのに、実際には読めていない」と答えている点です。約4人に1人が、読書欲を持ちながらも実際の読書行動につながっていない状況がうかがえます。

読書を諦める理由1位は「時間がない」

「読書を続けにくい・諦めてしまう理由」を尋ねたところ、結果は以下のとおりとなりました。

  • 1位:時間がない(34.5%)
  • 2位:気力・集中力が続かない(25.9%)
  • 3位:目や身体の疲れで活字がつらい(21.6%)

これらの結果から、読書を妨げる要因には3つの壁があることがうかがえます。仕事・家事・育児などで読書時間を確保しにくい「時間の壁」、目や身体の疲れによって活字を読むことが負担になる「身体の壁」、そして読書を始める・続けるための気力や集中力が続きにくい「心理の壁」です。

オーディオブックが下げる「読書のハードル」

一方、オーディオブックユーザーが利用価値として挙げた項目では、「ながら読書ができる」(69.4%)が最も多く、次いで「目を使わずに読書できる」(17.1%)、「心理的ハードルが低い」(7.3%)が上位となりました。

これらの特徴は、前述の「時間の壁」「身体の壁」「心理の壁」にそれぞれ対応しており、日常生活の中で本に触れるハードルを下げる一助になっている可能性が示されました。

利用者の91.4%が、利用前に「読みたいのに読めない」状態だった

オーディオブックユーザーにオーディオブック利用前の読書状況を尋ねたところ、91.4%が「読書したいのに、実際には読めていない」と感じていたと回答しました(「よくあった」63.4%、「時々あった」28.0%)。

つまり、現在のオーディオブックユーザーの多くも、かつては非利用者と同じ悩みを抱えていたことがわかります。

月間平均読書量は1.9冊から4.8冊へ、月3冊以上は3.3倍に

オーディオブックを含む月間平均読書量は、利用前の1.9冊から利用後には4.8冊へと増加しました。月3冊以上を読んでいる人の割合は、利用前の22.3%から73.7%へと3.3倍に増加しています。

さらに、「月0冊」と回答した人の割合は、利用前の20.7%から利用後にはわずか2.0%へと大きく減少しました。オーディオブックの利用をきっかけに、読書量や読書習慣に変化が生まれている様子がうかがえます。

4割以上が「聴いた作品を紙・電子書籍で買い直し」

「オーディオブックで聴いた作品を、紙の本や電子書籍で買い直したことがあるか」という問いに対しては、46.1%が「ある」と回答しました。

また、72.8%が「オーディオブックを利用し始めてから、本の話題への関心が高まった」と回答しています。オーディオブックで作品に触れたことをきっかけに、紙の本や電子書籍の購入、本に関する話題への関心など、他の読書行動にも広がっていることがうかがえます。

調査概要

本調査は2つの調査で構成されています。オーディオブック非利用者については、2026年4月17日にfreeasyを通じて25歳〜59歳の男女332名を対象にインターネット調査が実施されました。オーディオブックユーザーについては、2026年4月27日〜4月30日に自社調査として、audiobook.jpユーザー904名を対象にインターネット調査が行われました。

なお、構成比は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

まとめ

今回の調査では、読書離れの背景に、本への関心の低下だけでなく、時間の不足や気力・集中力の低下、目や身体の疲れといった要因があることが明らかになりました。読みたい気持ちがあっても読書につながりにくい状況に対し、オーディオブックは忙しい日常のスキマ時間や、目や手を使って読むことが難しい人にとっても、読書を楽しむ新しい選択肢となっています。実際にユーザーの読書量は大きく増加しており、「耳で聴く読書」が読書習慣を後押しする可能性が示されました。

参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000617.000034798.html

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