AcastとメディアエージェンシーのOMDが、ポッドキャスト広告の収益率に関するレポートを発表しました。今日はこのニュースを紹介します。
今回の調査は、6つの異なる業界、32の異なる広告主を対象にスウェーデンで配信されたポッドキャスト広告の費用対効果を調査分析したものです。
その結果、ポッドキャスト広告は広告費に対する短期的な収益率は4.2倍に増加し、長期的な収益率は4.9倍に増加したとのこと。これは他のメディア、たとえばソーシャルメディアの3.6倍、ラジオの3.5倍と比べても最も高い効果だったとのこと。
またポッドキャスト広告は平均的なメディアと比較してブランド認知度の向上に対しての費用対効果は34%高いとのこと。またテレビとオンラインビデオの組み合わせにポッドキャストを追加すると短期的な広告費用対効果は最大18%増加し、さまざまな広告とポッドキャスト広告を組み合わせることで効果が高まることを示しています。
OMD ビジネス開発ディレクターのイェスパー・セーデラン氏コメント
「メディアエージェンシーの間では、ポッドキャストは購入のきっかけには程遠いという認識が長い間ありましたが、この調査により、ポッドキャスト広告が売上を伸ばすのにいかに効果的であるかがわかりました。メディアエージェンシーとしての私たちの仕事の大部分は、クライアントがどのメディアが最もビジネスを前進させるかを特定できるように支援することです。この調査により、ポッドキャスト広告はブランドを構築するだけでなく、高い投資収益率をもたらすことが確認されました。これにより、ポッドキャストはクライアントのメディア戦略における重要なチャネルになります。」
Acast 北欧セールスディレクターのジョアンナ・ターナー氏コメント
「ポッドキャストに携わる私たちは、ポッドキャストが販売とブランド構築の両方で潜在的可能性を持っていることを長い間認識してきましたが、この調査は広告媒体としての有効性をさらに裏付けています。メディアエージェンシーとの緊密な連携を通じて、ポッドキャスト広告がクライアントのメディア戦略にますます統合され、適切な視聴者を引き付けてリーチするこの媒体の独自の能力が実証されていることがわかりました。メディアエージェンシーの洞察と戦略的ガイダンスは、クライアントのキャンペーンの成功を確実にする上で重要な役割を果たしており、結果を出すという当社の使命において、彼らはかけがえのないパートナーとなっています。」
ではまた。
