Spotifyが2023年第2四半期決算を発表、ポッドキャスト事業再編コストは5,700万ドル

Spotifyが2023年第2四半期の決算発表を行いました。今日はこのニュースの中から一部を抜粋して紹介したいと思います。

Spotify / Spotify Reports Second Quarter 2023 Earnings

決算概要は?
Spotifyの今四半期決算は、ガイダンスを上回り非常に好調な結果でした。

月間アクティブユーザー数は27%増の5億5,100万人、純増数は3,600万人で過去最高を記録しています。加入者数は前年同期比17%増の2億2,000万人、純増数は1,000万件でこちらも第2四半期としては過去最高となっています。

業績の数値面では、総収益は前年同期比11%増の32億ユーロ、調整後売上総利益率25.5%、調整後の営業損失1億1,200万ユーロとなっています。売上も伸びたがコストも伸びたという形です。

ポッドキャストの収益は?
ポッドキャスト広告収入は前年比30%以上増加し、オリジナルおよびライセンスされたポッドキャスト全体の販売インプレッション数と Spotifyオーディエンスネットワークが過去最高を記録しています。しかし価格設定の緩和により若干成長が鈍っているようです。

また、今四半期の損失の一部は、「ポッドキャストコンテンツポートフォリオの合理化に関連したコンテンツ資産の償却と契約終了および関連費用」で4,500万ドル、「主にポッドキャスト業務の合理化に関連して発生した退職金」で1,200万ドルが計上され、合計で5,700万ドル、日本円でおよそ80億円のコストが発生しています。

Spotify CEOのダニエル・エク氏はポッドキャスト事業に関して、

過去数年間ポッドキャストコンテンツに過剰な支払いと過剰な投資をしていた可能性が高く、新たなプロジェクトに費やす金額は減るでしょう。
私たちは、すでに数百万のポッドキャストを通じて、新規ユーザーの獲得、維持、購読者への変換にどのような影響を及ぼしているかについて、より多くのデータを持っています。そして当然のことですが、私たちが発見しているのは、これらの番組の中には、視聴者にとって非常にうまく機能するものもあれば、うまく機能しないものもあるということです。私たちは、適切な規模を設定し、非常にうまくいったことのいくつかを倍増させ、その後、うまくいかなかった取引や関係から手を引くというプロセスでこの問題に取り組んでいます。

とコメントしています。

Spotifyのポッドキャスト比率は?

Varietyが、Spotifyの再生時間全体におけるポッドキャストの比率が低下していることを指摘しています。

過去ポッドキャスト比率はずっと右肩上がりでしたが、直近2年の動きに異変が見られます。2022年第1四半期の21.5%から2023年第1四半期に20.2%に低下しています。とはいっても、Spotifyを5時間再生する人の1時間はポッドキャストの再生時間であるというのは、音楽ストリーミングサービスとしてはすごいことだと思います。逆にミュージシャンにとっては、音楽再生時間が減っているというのはネガティブなのかもしれませんね。

ではまた。