The Podcast Hostがインディーズ ポッドキャスターを対象に「ポッドキャスト業界において、Spotifyは良いのか?悪いのか?」をヒアリングした結果を発表しました。今日はこのレポートを紹介します。
The Podcast Host / Podcasting’s Relationship With Spotify: ‘It’s complicated’
Spotifyのポッドキャストへの取り組みは、多額の投資を行った後、スタッフのレイオフを行ったり、成功していたポッドキャスト番組を終了したりと、業界にさまざまな影響を及ぼしています。そんな中で、独立系のポッドキャスター75名に対して、Spotifyがポッドキャスト業界に与えている影響について調査を行ったというものです。
結果、26%が「Spotifyは業界にとって良いと思う」と回答し、23%が「悪いと思う」と回答。そして最も多かった回答は51%で「関係が複雑すぎて良いとも悪いとも言えない」と回答したそうです。
Spotify内部で非常に多くの矛盾が起こっているため、ポッドキャスターも同様に混乱しており、この結果はそれほど驚くべきことではないとレポートでは考察しています。
またそれぞれの回答に対するコメントも公開されています。
Spotifyがポッドキャスト業界にとって良いと考える理由
1. Spotifyのおかげでリスナーのリーチが向上した。
2. SpotifyはAppleよりも革新的なテクノロジーを提供している。
3. Spotifyは良くも悪くも業界に混乱をもたらしている。
Spotifyがポッドキャスト業界にとって悪いと考える理由
1. Spotifyは独占番組などポッドキャストのオープン性、エコシステムを無視している。
2. Spotifyは有名人を優遇し、インディーズのポッドキャスターを軽視している。
3. Spotifyはポッドキャストを悪用して利益を得ている。
今回のレポートの最後で「リスナーをよく知り、質の高いコンテンツを一貫して提供し続けていれば、Spotifyが何をしようとしているのかをあまり心配する必要はありません。」とまとめています。確かにその通りですね。プラットフォームがどこであれ、この考え方が重要だと思います。
ではまた!