【ポッドキャスター必見】Ausha、Apple Podcasts検索結果のアルゴリズム分析結果を発表

ポッドキャスト管理プラットフォームの「Ausha」がApple Podcastsの検索結果でポッドキャストの可視性を最大化するための重要な要素をまとめた資料を発表しました。ランキング上位表示だけでなく、検索結果での上位表示も目指したいと考えるポッドキャスターには必見の内容かと思いますので今日はこの資料の概要を紹介します。

Ausha

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この調査は2023年に、Apple Podcastsにおいて、1,000のキーワード、100,000の検索結果、60,000の番組、7,600,000のエピソードを対象に行われたものです。

■ポッドキャストアプリで検索するリスナーの比率

まず、そもそもポッドキャストアプリで検索する人がどれほどいるのかという点について。なんとポッドキャストリスナーの40% がポッドキャストアプリで新しい番組を直接検索してるとのこと。検索でヒットするかどうか、そして検索結果に上位表示されるかどうかは、予想以上に重要ということですね。

■番組にキーワードを盛り込む

「番組名」に主要なキーワードを追加することで検索結果で平均5位上昇する可能性があり、「番組概要」にキーワードを少なくとも5回以上追加することで検索結果で平均9位上昇する可能性があるそうです。

番組名自体は変更しにくいかもしれませんが番組名の後ろにそれらしくキーワードを盛り込んだり、番組概要を見直すのは簡単にできそうですね。これは一度対応するだけでずっと効果が見込めますし、手間もかからないのでぜひやっておきたいですね。

■エピソードにキーワードを盛り込む

「エピソードタイトル」に、主要なキーワードを少なくとも5回以上追加することで検索結果で平均7位上昇する可能性があり、「エピソード説明文」にキーワードを少なくとも6回以上追加することで検索結果で平均7位上昇する可能性があるそうです。

エピソード公開時にちょっと気を使うだけで7ランクアップは大きいですよね。今後意識していきたいところです。

■検索結果上位10番組の分析

検索トップ10に入った97%のポッドキャストは、メタデータに検索ワードが1回以上含まれており、65%のポッドキャストは検索ワードが番組名に含まれているそうです。当たり前ですが、番組名、番組概要、エピソードタイトル、エピソード説明文のいずれかに検索で当てたいキーワードを盛り込むことが重要というわけです。

■検索結果に効果がないもの

Apple Podcastsの検索結果において効果がない、影響のないこともまとめられています。

・ポッドキャストで利用可能なエピソード数
・エピソード型や連続型など、ポッドキャストの番組形式
・露骨なコンテンツが含まれるかどうかなどのコンテンツのレーティング

エピソード数が多ければ上位表示されそうなものですが、そうではないということはポイントですね。

ポッドキャスト検索最適化 (PSO)ツールをリリースしているAushaらしいレポートだと思いました。

また、Apple Podcastsは「書き起こし」対応も始まっており、今後このエピソード内の文章も検索結果に大きく反映してきそうな予感もありますよね。また動きがあればお伝えしていきたいと思います。

ではまた!