月間約850万人が利用する国内最大級の音声プラットフォーム「radiko」が、位置情報技術と組み合わせた新型観光ガイド「radiko audio Guide」を2026年7月1日より提供開始します。第1弾として、鹿児島県の奄美群島5島・12市町村に一斉導入されるこのサービスは、観光地での新しい体験の形を提案する画期的な取り組みです。

radikoとブログウォッチャーが共同開発、位置情報×音声の融合
株式会社radikoと株式会社ブログウォッチャーは共同で、国内最大級の音声プラットフォーム「radiko」のポッドキャスト機能と、ブログウォッチャーの位置情報SDK「Profile Passport」を連携させた新サービスを開発しました。これにより、観光客が対象スポットに近づくだけで、スマートフォンに自動で音声ガイドの通知が届き、その場で観光地の歴史や見どころを「聴く」ことができるようになったのです。
奄美群島での音声ガイド制作には、地元鹿児島の放送局であるMBC南日本放送のアナウンサー複数名や沖永良部島出身のアーティストもナレーションを担当しています。地元を熟知したプロの語り口により、奄美群島の魅力をより深く伝えることができます。
観光地が抱える共通課題を音声ガイドで解決
多くの観光地は「特定スポットへの集中と周遊不足」「ガイドブックだけでは伝えきれない魅力訴求の壁」「ガイド人材の不足」という共通課題を抱えていました。特に奄美群島は2021年の世界自然遺産登録以降、観光客が増加する一方、5つの島に点在する観光資源を結びつけ、周遊・滞在につなげることが課題でした。
「radiko audio Guide」は、「音声」と「位置情報」を掛け合わせ、観光客が訪れた「その場所」で必要な情報を「聴覚」からリアルタイムに届けるという新しいアプローチで、観光地における課題解決を図ります。この発想の転換が、観光体験の大幅な向上につながると期待されています。
5つの特長で実現される、次世代観光ガイドの可能性
特長①:専用アプリ不要、月間850万人ユーザーへ直結
新たに専用アプリを開発・普及させる必要がありません。すでに多くのユーザーに利用されている「radiko」アプリがそのまま音声ガイドのプラットフォームになるため、導入直後から広いリーチが見込めます。この効率性は、ユーザーの利便性向上にも直結します。
特長②:観光客が近づくだけで自動配信、位置情報連動通知
ブログウォッチャーの位置情報技術により、観光スポットの半径数十m~数百mに観光客が近づいた時点で、スマートフォンに自動でプッシュ通知を配信します。通知をタップするだけで音声ガイドを聴くことができます。通知の範囲や時間帯はスポットごとに設定可能という柔軟性も備わっています。
特長③:低コストで手軽に導入、10スポット単位で対応
大規模なシステム開発やハードウェアの設置工事は不要です。10スポット単位の料金体系で、小規模な施設や自治体でも始めやすい価格設定となっています。この敷居の低さにより、全国への拡大が現実的になるのです。
特長④:全国99局アナウンサーによる音声制作が可能
radikoは全国の民放ラジオ局全99局が参加しており、各放送局の制作担当者やアナウンサーに音声ガイドの制作を依頼することが可能です。今回の奄美群島への導入では、地元鹿児島のMBC南日本放送のアナウンサー複数名もナレーションを担当しています。AI音声やナレーターの起用など、予算や目的に応じた柔軟な音声制作にも対応しています。
特長⑤:屋外も屋内も、多様なシーンに対応
屋外の観光スポットでは位置情報によるプッシュ通知で、美術館・博物館・資料館などの屋内施設ではNFCタグやQRコードで音声ガイドを案内します。公園、城郭、商店街、登山道、ドライブコースなど、あらゆる観光シーンに対応できるという汎用性が大きな強みです。
4つの導入効果が期待される、観光地・観光客双方にメリット
観光体験の向上
「ただ見るだけ」の観光から「知って、理解して、感動する」観光へと転換します。視覚に聴覚が加わることで、観光体験が格段に豊かになります。口コミ評価の向上やリピーター獲得が期待できます。
周遊促進
1つのスポットの音声ガイドを通じて、近隣の別スポットの存在を知るきっかけが生まれます。当初は予定していなかった場所へ足を運ぶ動機づけとなり、周遊率・滞在時間の増加が見込めます。特に離島での効果が大きいと予想されます。
人材不足の解消
ガイド人材が不足していても、24時間いつでも高品質な音声ガイドを提供可能です。多言語対応も音声ファイルの追加で実現でき、インバウンド対応にも活用できます。この利点は地方観光地にとって特に重要です。
地域観光の活性化
音声ガイドの導入を起点に、観光地・観光施設への注目度や来訪意欲を高め、地域全体の観光の盛り上げに寄与します。地方局アナウンサーの起用によるSNS発信など、話題化による集客効果も期待できます。
奄美群島5島12市町村での一斉導入、国内初の広域事例
奄美群島での導入は、奄美大島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島の5島にまたがる12市町村すべてが対象となります。具体的には、奄美市、大和村、宇検村、瀬戸内町、龍郷町、喜界町、徳之島町、天城町、伊仙町、和泊町、知名町、与論町が参加しています。
離島地域における広域的な音声ガイドの一斉導入は国内初の事例です。奄美群島広域事務組合の事務局長は、「この度、奄美群島は大きな節目を迎えている。奄美大島及び徳之島の世界自然遺産登録5周年、そして奄美群島国立公園指定10周年という記念すべき年に、島々が守り伝えてきた豊かな環境文化を、音声ガイドという新たなツールを通じて発信できることを大変意義深く感じている」とコメントしています。
観光客の利用料金は無料となっており、専用アプリをインストールし位置情報と通知を許可するだけで、対象スポットに近づくと自動で通知が届く仕様です。radikoアプリ内の検索やURLからも直接アクセスが可能です。
全国展開を視野に、多彩な活用シーンが広がる
奄美群島にとどまらず、全国のさまざまな観光資源・施設・交通機関での活用が想定されています。自治体・観光協会による市区町村単位での導入、テーマパーク・公園での園内周遊促進、城郭・史跡での歴史解説ガイド、美術館・博物館での展示解説、鉄道・バス・船舶での沿線情報提供、商店街・まちづくりでの店舗案内、登山・ハイキング時の情報配信など、あらゆるシーンでの活用が可能です。
radikoの代表取締役社長は、「日本全国には、魅力ある観光スポットが数多く存在しており、radikoはこれまで全国各地のラジオ番組を通じて、その土地に根ざした声や情報を届けてきた。radikoが培ってきた音声コンテンツの力と位置情報技術を掛け合わせることで、訪れた場所の魅力をより深く感じていただける新しい観光体験を提供できるのではないかと考えている」と述べており、奄美群島を皮切りに全国展開を目指す姿勢が明確です。
radikoプラットフォームの実績と信頼性
radikoはスマートフォンやパソコン等でラジオやポッドキャストが聴ける無料のサービスです。月間利用者数は約850万人に達し、国内最大級の音声プラットフォームとしての地位を確立しています。民放ラジオ全99局・NHK(NHK AM、NHK FM)が参加しており、この広い放送局ネットワークが豊富なコンテンツを支えています。
2025年12月に15周年を迎えるradikoは、「FIND YOUR VOICE.」をスローガンとして掲げ、音声聴取体験を拡張させ、ユーザーと強く繋がり、新しい楽しみ方を提供する存在へと進化しています。このような信頼と実績の基盤の上に、今回の「radiko audio Guide」が展開されているのです。
参照元: PR TIMES – radikoがそのまま観光ガイドに!位置情報連動型音声観光ガイド「radiko audio Guide」を開発・提供開始


