Acastが2024年第1四半期の決算発表を行いました。今日はこのニュースの中から一部を抜粋して紹介したいと思います。
Acast / Q1: NORTH AMERICA DRIVES POSITIVE START TO THE YEAR
2024年第1四半期は、売上高が前年比25%増の3,820万ドルに成長しました。これは、48%増となった北米市場が牽引したとのこと。またEBITDA損失は140万ドル(前年は560万ドル) で、黒字に近づいており、Acastが2024年にEBITDAがプラスになると開示しています。
コスト削減も進めており、2024年3月31日時点でフルタイム従業員数は354人で、前年の366人から減少していることがわかります。
現在約12万5,000のポッドキャストを配信中で、合計再生回数は11億2,400万回となっています。AppleのiOS 17アップデートの影響により前年比12%減少していますが、再生1,000回あたりの平均収益は34.30ドルで前年同期の24.10ドルより増加しています。
Acast CEOのロス・アダムス氏コメント
「当社のプラットフォームに継続的に新しい広告主やクリエイターを引き付け、業界の主要企業と新たなパートナーシップを結び、業界の革新を推進し続けることで、当社は世界をリードする独立系ポッドキャスト企業としての地位を継続的に向上させています。当社の発展は、2024年にEBITDAの黒字化を達成するという目標を達成する軌道に乗っていることを反映しており、これは当社の堅固なバランスシートと相まって、主導的な地位を強化し続けるための強固な基盤となります。」
Acast CFOのエミリー・ヴィラット氏コメント
「重要なのは、地域全体の収益性が向上していることです。収益が最も伸びている北米市場で慎重な投資を続けています。米国での当社の勢いが強いことを考えると、その勢いを今後も生かしていくことは当然です。」
ではまた。