Coleman InsightsとAmplifi Mediaが、2023年8月に米国の15歳から64歳のポッドキャストリスナー1,000人を対象に「YouTubeにおけるポッドキャストの新しいルール」と題した調査を行いました。今回はこのニュースを紹介します。
Coleman Insights / New Rules of Podcasting on YouTube
■ビデオポッドキャスト?ポッドキャスト?
まず、ポッドキャストを「音声のみで利用できるもの」または「ビデオ付きで利用できるもの」のいずれに定義しているかをプラットフォーム利用者ごとに質問した結果です。
全ポッドキャストリスナーは、75%が「ポッドキャストは音声のみ、またはビデオ付きで利用されるもの」として定義されるものだと回答しています。22%は「音声のみ」、3%は「ビデオのみ」と回答したそうです。
プラットフォーム別にみても、YouTubeを好む層、Spotifyを好む層、Apple Podcastsを好む層によって若干の差はあるにせよ、米国のポッドキャストリスナーの多くが音声だけではなく、ビデオも含めてポッドキャストと理解しているということになります。
■ポッドキャストで最もよく利用するプラットフォームは?
よく利用するポッドキャストサービス、アプリ、プラットフォームを聞いたところ、73%のリスナーはApple Podcast、Spotify、YouTubeのいずれかを好んで利用していることがわかったそうです。
今回の発表に際して、Coleman Insights副社長兼コンサルタントのジェイ・ナクリス氏は「ポッドキャストの定義の変化は、特定のプラットフォームのユーザーを詳しく調査するとより顕著になります。ビデオをポッドキャストと呼ぶという考えに好意的なのは YouTubeポッドキャストリスナーだけではありません。私たちの調査では、SpotifyとApple Podcastリスナーの3分の2以上が同じように感じていることがわかりました。」とコメントしています。
またAmplifi Media創設者兼CEOのスティーブ・ゴールドスタイン氏は「72%のポッドキャストリスナーは複数のアプリを使用していますが、4分の3はApple Podcast、Spotify、YouTubeというビッグ3のうちの1つを好んでいます。」とコメントしています。
ビデオポッドキャストに関するレポートは引き続き積極的にウオッチしていきたいと思っております。お楽しみに!
ではまた。