Apple Podcastsが「キッズ&ファミリー」カテゴリーのポッドキャスト番組の推奨事項を解説

Apple Podcastsがキッズ&ファミリー向けのポッドキャスト制作者向けに、解説記事を公開しました。番組の作り方ではなく、キッズファーストコンテンツをリスナーに最適な形で提供するための推奨事項がまとめられたものです。今日はこのニュースを紹介します。

Apple Podcasts for Creators / Apple Podcasts: Kids & Family

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■適切なカテゴリーを選ぶ
自身のポッドキャスト番組の主なリスナーが子供の場合、3つのカテゴリーを選択します。複数のカテゴリーを選択することもできますが、最初にリストしたカテゴリーが自身の番組ページに表示され、どのカテゴリーのチャートに表示されるかが決定されます。

◎キッズ&ファミリー
総合的なカテゴリーで、幅広いコンテンツを網羅するように設計されています。

◎キッズ&ファミリー / 子供向けのストーリー
サブカテゴリーで、童話から子供向けの小説、就寝前のお話まで、ストーリー優先のコンテンツを扱います。

◎キッズ&ファミリー / 教育
サブカテゴリーで、子供たちが新しいことを学ぶのに役立つコンテンツを扱います。

◯キッズ&ファミリー / 子育て
子供向けではなく、親が主なリスナーのコンテンツのためのサブカテゴリーになっています。

◯キッズ&ファミリー / ペットと動物
子供だけを対象にしたものではなく、広く動物に関連するコンテンツのためのサブカテゴリーになっています。

■コンテンツに適した年齢層を番組説明に記載する
番組の説明に、対象年齢や発育期間を含めることが推奨されています。親御さんがお子さんのための番組を探すとき、年齢が決定要因の1つであるという話をよく聞くため、親御さんが最初に見る場所に、意図する年齢範囲を含めることは非常に役立つとのこと。

年齢区分として、未就学児(2~4歳)、リトルキッズ(5~7歳)、ビッグキッズ(8~10歳)、トゥイーンズ(11~12歳)、ティーンズ(13~15歳)が例示されています。米国の感覚なので日本では若干違う表記が必要かもしれません。

■Explicitタグの使用
番組制作者は、番組やエピソードに露骨な内容、例えば、冒涜的な表現、子供にふさわしくない内容などが含まれる場合、「Explicitタグ」を付ける責任があります。「Explicitタグ」でフラグを立てることで、子供が聴くコンテンツでないことがわかるようになります。
また、Apple Podcastはタイトルや説明文に含まれる露骨な内容を指す特定の言葉を自動的に検閲するため、番組制作者はタイトルや説明文などのメタデータに含まれる言葉を完全にスペルアウトされている必要があります。

■キッズ・ファミリーページのキュレーション方法
「キッズ&ファミリー」ページは、保護者の方が子供のために年齢に合った質の高いポッドキャスト番組を見つけるための場所になっています。

アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアでは、Apple Podcastは、子供と家族にとってより良いデジタル世界を実現するために活動している非営利団体Common Sense Mediaと提携しています。これにより、「キッズ&ファミリー」ページで紹介されるコンテンツは、Common Sense Mediaの専門家と共同でキュレーションされており、専門家は調査に裏打ちされた基準でコンテンツを評価し、レビューしているそうです。このページは毎月更新され、特定の価値観や文化的な瞬間に合わせて、新しい番組やおすすめのエピソードが紹介されているとのこと。

日本ではApple単体でキュレーションをしていると考えられます。

ということで、「キッズ&ファミリー」ジャンルのポッドキャスト、プラットフォーマー側でも重要視していることがわかる記事でした。参考になれば幸いです。
ではまた!