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ブランデッドポッドキャストの未来を形作る7つの新たなトレンドとは?

CoHostがブランデッドポッドキャストの未来を形作る7つの新たなトレンドを解説するブログ記事を公開しました。なるほどと思うことも多いのでポイントを要約して紹介したいと思います。

CoHost / The Future of Sound: Emerging Trends in Branded Podcasts

1. AIの活用
ポッドキャストにAIを活用することがまずトレンドになるといいます。すでに米国ではAIを活用したポッドキャストは過去1年間で500%の成長を遂げ、毎月4,500万人のアメリカ人に聴かれているそうです。
具体的なAIの活用事例として、パーソナライズしたエピソード提供、文字起こしによるアクセシビリティ向上、音声アシスタントからの流入増加、オーディオ編集の効率化などが例示されています。

2. コンテンツの再利用
ポッドキャストのエピソードをブログ、動画、ソーシャルメディア、スニペットなどのさまざまな形式に変換して再利用することがトレンドになるとのこと。すでに米国マーケティング担当者の94%はコンテンツを再利用しているそうです。
具体的なメリットとして、ポッドキャスト以外のメディアでのリーチの拡大、リスナーの好みに合わせることでエンゲージメントの強化、スポンサーシップや広告フォーマットが広がることによる収益源の多様化、SEOの最適化などが挙げられています。

3. クロスプロモーション
クロスプロモーションは、2つ以上のブランドが相互に商品を宣伝したり、より幅広い視聴者にリーチするための戦略的コラボレーションのことで、この手法がポッドキャスト戦略のトレンドの1つになるとのこと。米国ではすでにリスナーの80%が相互プロモーションを通じてポッドキャストを見つけているそうです。
メリットは、お互いのポッドキャストで宣伝することでお互いの露出が増加することは当然として、さらに信頼性の高い情報として伝わること、またポッドキャスト以外のメディアでのクロスプロモーションも可能でこれによりSEOやバックリンクが強化できることが挙げられています。

4. データドリブンのポッドキャスト配信
ブランデッドポッドキャストにおいて、今まで以上にデータと指標を収集可能なツールが増加しており、これを活用することがトレンドになるとのこと。
リスナー数・ダウンロード数・デモグラフィックデータ、場所、デバイスの種類、リスナーの離脱率などを分析して、より良いコンテンツ作りを目指すことが当たり前になっているようです。

5. ポッドキャスト成長のために従業員の支持を活用する
ブランデッドポッドキャストの大きな利点の1つは、ブランドイメージの向上だけでなく、従業員の所属意識や会社へのイメージの向上も狙えることにあるといいます。従業員をポッドキャストを通じブランドアンバサダーにしていくのが理想とのこと。記事では触れられていませんが、採用面でも有効に機能すると思われますね。

6. ビデオポッドキャスト
最近よくAudiostart Newsでも取り上げるビデオポッドキャストですが、これがトレンドになる理由は20億人を超えるユーザーを抱えるYouTubeの存在です。毎月のポッドキャストを聴くリスナーの43%が、過去1年にYouTubeでポッドキャストを聴いているそうです。
ビデオポッドキャストとして配信することで、音声のみの配信に比べて視聴者により深いつながりを確立しやすくする、YouTubeへ配信できることでリーチが広がる、ソーシャルメディアでビデオクリップを配信してシェアされやすくできるなどのメリットがあります。

7. ポッドキャスト広告
他のメディアの広告と比較して、ポッドキャスト広告はリスナーに歓迎されており、90%近くがポッドキャスト広告に肯定的な態度を示しているそうです。
新しいポッドキャスト広告のトレンドとして、動的な広告挿入、ブランドコンテンツ、インフルエンサーとのコラボレーション、プラットフォームによってはクリック可能な広告の活用などが挙げられています。

個人的には国内市場は海外と比べてポッドキャスト広告の普及率が圧倒的に低いことが課題だと思っており、ポッドキャスターのマネタイズ支援に注力しつつ、同時に広告主の皆様にもデジタルオーディオ広告をまず使っていただくことを提案していく必要があると考えています。
また国内のビデオポッドキャストのトレンドも引き続き注視していきたいと思っています。
ではまた!

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