AppleがWWDC23で発表したiOS 17において、「Apple Podcasts」の機能も見直されました。今回発表された機能をまとめて紹介します!
Apple Podcasts for Creators / iOS 17 – What’s new for Apple Podcasts
■新しい「Now Playing」とキューコントロール
今回もっとも大きな変更となるのが、「Now Playing」画面のリニューアルです。
まずポッドキャスト再生中、ダイナミックなポッドキャストのアートが表示されるようになります。
また、キューを管理するためコントロールする新機能も追加されます。「次を再生」ボタンをタップして次のエピソードにいけるだけでなく、エピソードをキューに追加することもできます。[その他]メニューをタップするか、エピソードを長押しすると追加可能です。キューに入ったエピソードの順番を変えたりクリアーすることもできます。
細かいところですが、エピソードのチャプターを聴くための所要時間と現在聴いているチャプターの残り時間も表示されるようになったのも便利です。
■エピソードアート
エピソードアートワークがサポートされることに。エピソードごとに、オリジナルのイラスト、グラフィック、写真などを表示可能になることで、リスナーは内容を把握しやすくなります。さらにエピソード内のチャプターにもアートワークが追加可能となりました。エピソードを進めるに連れてリアルタイムにチャプターアートが切り替わって表示されるのはリスナーにとっては楽しい感じがしますね。
なお、エピソードアートやチャプターアートが設定されていない番組の場合は、今まで通りポッドキャスト番組に設定されるポッドキャストアートが表示されます。
■検索フィルター
リスナーは、トップリザルト、ショー、エピソード、チャンネルの新しいフィルターによって、探しているポッドキャストをより簡単に見つけやすくなります。
また検索結果には、開始したエピソードの残り時間や、ライブラリに保存されたエピソードの有無など、より詳細な情報が表示されるようになります。
■トップアプリケーションとサブスクリプションの連携
この秋から、リスナーはApp StoreのトップアプリケーションとApple Podcastを接続することで、新しい番組やその他の特典にアクセスできるようになります。
まず発表されたのはBloomberg、The Economist、L’Équipe、The Times、The Wall Street Journal、The Washington Post、WELTなどの主要なグローバルニュースアプリ、Calmなどの健康・フィットネスアプリ、Lingokidsなどの子ども・ファミリーアプリなど。Apple Podcastは、これらのApp Storeでのサブスクリプションを自動的に認識し、対応するチャンネルや番組をリスナーのライブラリに追加してくれるようになります。
またApple MusicとApple News+が、Apple Podcastとの連携を強化することも発表されました。Apple MusicまたはApple Oneに加入している場合、コマーシャルフリーのApple Musicラジオ番組の全カタログをApple Podcastでも聴けるようになります。Apple News+またはApple Oneに加入している場合、世界の主要な雑誌や新聞からプロのナレーションによるオーディオストーリーをApple Podcastsでも聴けるようになります。
■その他の機能強化
今回のアップデートではさらにいくつかのバグフィックスとパフォーマンスの改善も発表されました。例えば、リスナーは、新しいエピソードが公開された後すぐに聴くことができるようになり、デバイス間での再生同期がより高速で一貫性のあるものになるそうです。
今回紹介した機能が使えるデバイス/OSについては、iOS 17、iPadOS 17、macOS 14、watchOS 10、tvOS 17。来月にはパブリックベータ版、今秋には無料のソフトウェアアップデートとして提供予定とのこと。
リリースが楽しみですね!ではまた。