Amazonがアクセシビリティに対する取り組みの事例として、Amazon Alexaを搭載したスマートディスプレイ「Amazon Echo Show」を使って難病患者の方々や生活介助をする家族や介助者の活用事例を紹介しました。どのように活用されているのか、少し紹介したいと思います。
Amazon Blog / Amazon Alexa(アマゾン アレクサ)が難病ALS患者の暮らしをサポート
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新潟県長岡保健所では、ICTを利用したALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の方々の支援の一環として、Amazon Echo Show 8の導入を進めているそうです。
導入理由として、Echo Showは使い方が簡単で気軽にサポートできるため、支援の輪を広げられる点が挙げられています。
導入した結果、以下のような多くのメリットがあったそうです。
・患者本人が、テレビやエアコンなどの家電の操作を家族に頼まずに自分で声で指示できる。
・音楽を聴いたり、ラジオを聴いたり、名言、クイズ、星占いなども活用。
・スマホが操作できない患者でも、Echo Showを使えば家族とビデオ通話ができる。
一般家庭でのAmazon Echoの使い方と大きくは違っていませんが、一番違うのは、患者本人がAlexaを使うことで少しでも自分の人生を主体的に歩めるようになること、また難病という気持ちが沈みがちな状況の中でも患者や家族の気持ちが前向きになっていくということが大きなメリットのように思います。
音声技術を活用したこういう取り組みはもっと広がってほしいですね。
ではまた。