最近CEO退任&復活などで注目を集めていたOpenAIが、2023年11月21日に「ChatGPT with voice」を無料ユーザーでも利用可能になったと発表しました。今日はこのニュースを紹介します。
Open AI / ChatGPT can now see, hear, and speak
「ChatGPT with voice」は、音声でChatGPTとやりとりできるサービスでiPhoneまたはAndroidのアプリで利用可能です。もともとこの機能は2023年9月25日に有料ユーザー向けに提供開始されていたものですが、今回無料ユーザーでも使えるようになったということです。ありがたいことです。
使い方は極めて簡単です。ChatGPTアプリを立ち上げて、設定メニューに入ります。そこで好きな声を選びましょう。5種類の中から僕はBreezeにしてみました。言語設定もお好きなものに。僕は日本語にしてみました。
この音声合成は新しいテキスト読み上げモデルを活用しており、テキストと数秒のサンプル音声だけから人間のような音声を生成できるそうです。今回用意された声は、プロの声優と協力してそれぞれの声を作成したものとのこと。音声認識にはWhisperが使われています。
さて、実際に使ってみましょう。ヘッドフォンのアイコンをタップして会話を開始するだけです。
なんの予備知識がなくても、自然に日本語での音声会話が可能です。音声認識精度も高く、応答内容も見事ですし、音声合成も高品質です。強いて言えば、応答までの時間が若干気になるかな程度です。いや、本当に素晴らしいです。いきなり、現状のSiri、Alexa、Google Assistantとの会話よりも自然ですよ。
ではまた!