昨年までApple PodcastsのPRを担当していたザック・カーン氏が、2024年のポッドキャスト業界に向けてウィッシュリストをX上で公開しました。ポッドキャスターに役立つ内容と思いますので、今日はこのニュースを紹介します。
この投稿はAppleを代表する意見ではなく、あくまでポッドキャストのファン・リスナーとして、2024年のポッドキャスト業界に対する個人的な願いをまとめたものとしています。
A few personal wishes for podcasting in 2024.
It's a lil marketing-oriented, but everyone ought to be, so it's for you, too 😉
I truly believe the best is yet to come. And I'm excited for it! pic.twitter.com/dZTgQ2ECae
— Zach Kahn (@zkahn) December 31, 2023
■プレイブックをアーカイブしましょう。
番組運営において過去に蓄積してきた経験則は一旦脇においておき、これからに向けて新しい取り組みが必要だと指摘しています。以前やってきたことを振り返るにしても、うまくいっていると証明できるものだけを残しておくことが重要とのこと。
■短い番組を作りましょう。
リスナーが1日にコンテンツを聴く時間は限られ、競争が激化している中で、短いエピソードが有効であるとしています。
番組を成長させる手法として、新たなリスナーを増やす、既存のリスナーの再生回数を増やす、という2つの方法がありますが、いずれにおいても、短いエピソードが効果的で、ポッドキャストは長くなければならないという先入観は捨てる必要があるそうです。
■より少なく、より大きな番組を配信しましょう。
これは「ポッドキャストが多すぎる」とか「新しいポッドキャストがない」ということではなく、「大ヒット番組だけを配信する」ことが重要としています。
新しい番組を作って、視聴者をゼロから増やすのは非常に難しいので、すでに運営している番組を最大限に活用することが効率が良いというわけです。
■データへの依存度を下げましょう。
リスナーは数字ではなくストーリーに共感するものであり、ポッドキャストのデータ分析はあまり盲信せずに、自分の直感を信じて配信すべきとしています。
■過去は忘れましょう。
過去を気にせず、これから大きなものを作るためのインスピレーションを得るために必要なことをなんでもするべきとのこと。休暇をとったり、一番興味を持ってるものに集中したり、インスピレーションをくれる人に時間をもらって会うなど、やるべきことはたくさんあるとしています。
・・・Apple Podcastを知り尽くした人の意見として興味深いものがありますね。
ではまた!