イレブンラボ(ElevenLabs)は2026年10月15日、アップロードした動画に合わせてオリジナルの音楽と効果音を一度に生成する「Instant Soundtracks」の提供を開始しました。『ElevenCreative』『ElevenMusic』『ElevenAPI』で利用でき、生成した音楽と効果音は商用利用が可能です。

イレブンラボが「Instant Soundtracks」の提供を開始
音声AIのリサーチとテクノロジーを手がけるElevenLabs(本社:米国ニューヨーク州、CEO:Mati Staniszewski、以下イレブンラボ)は、2026年10月15日に新機能「Instant Soundtracks」の提供を開始しました。日本ではEleven Labs Japan合同会社が、2026年10月19日にプレスリリースで発表しています。
「Instant Soundtracks」は、アップロードした動画に合わせて、オリジナルの音楽と効果音を一度に生成できる機能です。同社のサービスである『ElevenCreative』『ElevenMusic』『ElevenAPI』で利用できます。
「Instant Soundtracks」とは?動画を解析して音楽と効果音を生成
「Instant Soundtracks」は、アップロードした動画を解析し、その内容に合わせたオリジナルの音楽を生成します。あわせて、効果音が必要な場面を検出し、各シーンのタイムスタンプに合わせて効果音を生成します。
活用例として、SNS向けのショート動画、YouTube、商品紹介動画、イベントの告知映像などに合わせた効果音を付けることができるとしています。シーンの雰囲気やタイミングを読み取ることで、ショート動画や広告の音づくりを短時間で行えるようにする機能です。
Instant Soundtracksの主な特長
音楽と効果音を一度に生成
動画をアップロードするだけで、オリジナルの音楽と、場面に合わせた効果音を生成します。音楽と効果音を別々に用意する必要がなく、一度の操作でまとめて生成できる点が特長です。
ショート動画向けにタイミングを改善
ショート動画のテンポに合わせて、音楽のタイミングが改善されました。展開の速いショート動画にも合わせやすくなっています。
シーンに応じてムードを切り替え
シーンの雰囲気に合わせて音楽のムードを切り替えられます。たとえば、テンポの速いシーンではEDMやR&B、ゆったりとした親密なシーンではアコースティックギターに切り替わります。1本の動画の中で場面ごとに異なる雰囲気の音楽を付けられます。
動画の音声を参照して生成
動画に入っている元の音楽を参照し、そのキャラクターに合わせた音楽を生成できます。参照する要素として、ジャンル、BPM、楽器構成などが挙げられています。
編集しながら仕上げられる
『ElevenCreative』のMusic Video Editorでは、効果音が音楽とは別のレイヤーとして表示されるため、それぞれを個別に確認・調整できます。効果音の追加、タイミングの調整、音楽の差し替えも可能で、仕上がったらそのまま書き出せます。
権利と商業利用について
「Instant Soundtracks」で生成した音楽と効果音は、商用利用が可能です。また、イレブンラボの音楽生成モデルは、権利者とのライセンス契約に基づいて開発されているとしています。広告や商品紹介動画など、ビジネス用途の動画にも利用できる点がポイントです。
利用方法:3つのサービスで提供
「Instant Soundtracks」は、2026年10月15日より以下の各サービスで利用できます。
- 『ElevenCreative』:Music Video Editor(音楽タブ)、および広告に音楽と効果音を追加するCreative Engineで利用できます。
- 『ElevenMusic』:ElevenMusicのプラットフォームで利用できます。
- 『ElevenAPI』:Video to Music APIで利用できます。
Video to Music APIの新パラメータ
『ElevenAPI』のVideo to Music APIは、新たに以下の3つのパラメータに対応しています。
- add_sfx
- separate_tracks
- use_audio_as_reference
separate_tracks=true を指定すると、音楽と効果音を別ファイルとしてZIP形式で受け取ることができ、後工程でミックスできます。また、1回のリクエストで最大10本の動画を処理できます。
詳細は、『ElevenCreative』の紹介ページおよびVideo to Music APIのドキュメントで確認できます。
イレブンラボ(ElevenLabs)について
イレブンラボは2022年に設立された、AIの研究とプロダクト開発を行う企業です。企業向けの音声・チャットエージェントプラットフォーム「ElevenAgents」、コンテンツの制作・編集を支援する「ElevenCreative」、開発者がAIオーディオ基盤モデルを利用できる「ElevenAPI」を提供しています。
音声合成、音声認識、会話型AIなどを通じて、企業や開発者、クリエイターによる新たなコミュニケーション体験の構築を支援しています。同社によると、現在の企業評価額は220億米ドルを超え、プラットフォームはFortune 500企業の80%以上を含む数千社に利用されています。日本語の情報は日本語サイトやイレブンラボジャパン公式noteで発信されています。
まとめ
イレブンラボの「Instant Soundtracks」は、アップロードした動画を解析し、オリジナルの音楽と場面に合わせた効果音を一度に生成する機能です。シーンに応じたムードの切り替えや、元の音楽を参照した生成、Music Video Editorでのレイヤー編集に対応しています。生成した音楽と効果音は商用利用が可能で、『ElevenCreative』『ElevenMusic』『ElevenAPI』の3つのサービスで2026年10月15日から利用できます。
参照元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000160611.html

