CoeFont、意思伝達アプリ「ファイン・チャットNEO」にAI音声技術を無償提供

株式会社CoeFontは、アクセスエール株式会社の意思伝達アプリ「ファイン・チャットNEO」に、AI音声プラットフォーム「CoeFont」を無償提供したと発表しました。ALS患者などの意思疎通を支援します。

ESG活動「Voice For All」の一環として無償提供

株式会社CoeFont(本社:東京都港区、代表取締役:早川尚吾)は、ESG活動「Voice For All」の一環として、アクセスエール株式会社(本社:大阪府茨木市、代表取締役:松尾光晴)が2026年8月31日に正式リリースした無料の意思伝達アプリ「ファイン・チャットNEO」に、AI音声プラットフォーム「CoeFont」を無償提供したことを発表しました。

本取り組みにより、発声や身体の動作が困難な方が、事前収録した自身の声や多様なAI音声を費用負担なく利用でき、より自然で自分らしいコミュニケーションを行える環境を実現するとしています。すでに試験導入期よりALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の方々に利用されています。

連携の背景と目的

CoeFontでは、病気や手術等で声を失う恐れのある方々へAI音声技術を無償提供するESGプロジェクト「Voice For All」を展開しています。今回、アクセスエールが開発する「ファイン・チャットNEO」の「失われた声を取り戻し、自分らしい会話を届けたい」というコンセプトに共感し、無償での提供を決定したとのことです。開発段階の試験配布から本技術が活用されており、利用者のニーズに応える形で今回の正式リリースを迎えています。

「ファイン・チャットNEO」の3つの特徴

「ファイン・チャットNEO」は、手や身体を自由に動かすことが難しい方が、画面タッチ・マウス・外部スイッチ・視線入力など、身体の動かせる部位を使って意思表示を行うコミュニケーション支援アプリです。

特徴の一つ目は、アプリ本体からCoeFontのAI音声読み上げまで、費用負担なく手軽に導入できる点です。二つ目は、事前に自身の声を収録しておくことで、病状が進行した後も「自分自身の声」で文章を読み上げることができる点です。三つ目は、自身の声のほか、CoeFontが提供する多彩なAI音声から選択して利用できる点です。

「声の民主化」を目指すVoice For All

「Voice For All」は、病気や障害によって発声が困難な方を対象に、AI音声合成技術を無償提供するプロジェクトです。短時間の音声収録からでも、個人の話し方の特徴やイントネーションを忠実に再現します。従来の機械的な代用音声ではなく、本人ならではの声をデジタル化して残すことで、テクノロジーの力による「声の民主化」を目指しているとしています。

アプリ概要

アプリ名はファイン・チャットNEOで、提供元はアクセスエール株式会社です。2026年8月31日にApp Storeで配信を開始しており、料金は無料です。

関連企業について

アクセスエール株式会社は2020年2月10日設立、代表取締役は松尾光晴氏です。障がい者を中心とした身体が不自由な方の生活を支援するハード、ソフトの開発、販売およびサポートを事業内容としています。

株式会社CoeFontは、2020年設立の東京科学大学認定ベンチャーとして、AIを活用したサービスの開発と提供を行っています。現在はAIを基盤とした音声合成技術に注力しており、倫理的で包括的なAI音声プラットフォームの開発に取り組んでいます。

参照元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000143.000078329.html