音声AIの開発を手がける株式会社CoeFontは、新たな日本語音声合成モデル「CoeFont v3 Fuji」を公開した。人間の発話により近づけた表現力と感情の再現力を備えた本モデルは、AI音声の“人間らしさ”を追求した最新モデルだ。
CoeFont / CoeFont、AI音声の新時代へ!新モデル「CoeFont v3 Fuji」実装で“人らしさ”がさらに進化
「CoeFont v3 Fuji」は人間の発声特性を詳細に解析し、自然な抑揚やリズムを再現。感情表現も豊かで、従来のAI音声では難しかった微妙なニュアンスまで表現可能となったという。同社はこれを「日本語におけるAI音声の最高水準」と位置づけている。
モデル名の「Fuji」は、日本の象徴である富士山にちなみ、「美しさ」「静けさ」「高み」といったイメージを反映。CoeFontはこのモデルに、「人間らしさの頂」という思いを込めた。
新モデルの魅力を広く体験してもらうため、CoeFontは関連する無料コンテンツも発表した。
1つ目は「イケボメーカー」。人気声優・森川智之氏が声を担当するキャラクター「Canel(カネル)」の“イケボ”を生成できるサービスで、簡単な操作でプロのような音声を楽しめる。

イケボメーカー | CoeFont
イケボメーカー | CoeFontのAI技術でイケボにイケてるセリフを喋らせよう!
もう1つは、近日公開予定の「おしゃべりひろゆきメーカー2」。2022年に話題となった初代「おしゃべりひろゆきメーカー」の正式アップデート版で、ひろゆき氏の独特な話し方をAIで再現する。