Spotifyがポッドキャスター向けのツール「Spotify for Podcasters」に収益化、カスタマイズ、プロモーション、データ測定のための新機能を実装することを発表しました。2023年3月に開催されたStream Onイベントで発表された機能追加に続くものという位置付けです。今日はこのニュースを紹介します。
Spotify for Podcasters / Feature updates to help podcasters stand out on Spotify
関連記事
ポッドキャストホスティングの「Anchor」が「Spotify for Podcasters」に統合されました
■番組紹介ページをカスタマイズ可能に
プロフィール作成、オススメのエピソード紹介、他の番組の紹介、プレビューのカスタマイズなどが可能になります。
また有料コンテンツを用意している場合、それを宣伝することも可能になります。
■番組のインプレッション分析の改善
番組の合計再生数と30日間の個々のエピソードの再生数が、Spotify上のどこから来たのかを確認可能になります。Spotifyのホームなのか、検索なのか、ライブラリなのか、他の場所からなのかの内訳が把握できるとのこと。
これらのインサイトを活用して、番組ページの改善、より強力なエピソードの説明の作成、SEO対策を行うことで、インプレッションがどのように増加するかどうかを確認できるそうです。
■収益化プログラムの強化
まずPatreonとのパートナーシップにより、クリエイターは独占コンテンツをSpotifyに直接配信可能になりました。
また収益プログラムを米国だけでなく英国やオーストラリアにも拡大していますが、今後数か月以内に他の国にも展開予定であることも発表されました。Spotifyは、これにより収益化プログラムに参加するポッドキャスターの数を3倍に増やすことを目指しているそうです。対象となる国は現時点では発表されていませんが、また動きがあれば紹介します。
また、アンバサダー広告、自動挿入広告、ポッドキャストのサブスクリプション収益などを分析できるようにし、マネタイズを最適化できるようになるそうです。
Spotifyのポッドキャスト製品ディレクターのオースティン・ラモン氏は、「Spotify は、ポッドキャスターが発見され、リスナーを増やし、生計を立てられる、主要なプラットフォームであることに重点を置いています。今日の発表は、ポッドキャスター、リスナー、広告主のエクスペリエンスを改善するためのいくつかの方法であり、ポッドキャストのエコシステムのあらゆる部分が私たちのプラットフォーム上での存在感をさらに高めることができます。」とコメントしています。
ではまた！
