今回は、アマゾンCEOのアンディ・ジャシー氏が木曜日に株主に対し、同社の新しいAI搭載音声アシスタント「Alexa+」を通じた広告配信には「大きな収益機会」があると語ったことを紹介します。
Mashable / Amazon is toying around with putting ads in Alexa+
「時間が経つにつれて、人々がより多面的な会話に参加するようになるにつれて、広告が役割を果たす機会が出てくると思います。
人々が発見するのを助け、また収益を上げるための手段としてです」とジャシー氏はべた。今年初めのリリース以来、Alexa+は数百万人のユーザーを獲得したと報じられています。主に照明を消したりタイマーをセットしたりするだけの従来のAlexaとは異なり、Alexa+はより会話的で、状況を認識し、AIを駆使して設計されています。デートの計画、お子様の遊び、さらには基本的な画像や動画の生成まで、すべて月額14.99ドルのPrime会員限定で行えます。しかし、これまでのところAmazon Alexaは広告なしの体験を提供してきました。
また、10年以上も前のサービスであり、収益も上げていないため、社内からは「大失敗」とみなされています。もちろん、AIを自給自足させる方法を模索しているのはAmazonだけではありません。GoogleとOpenAIはどちらも、収益源としてAI製品への広告統合を検討してきました。特にOpenAIのCEO、サム・アルトマン氏は、注目すべき方針転換を行いました。かつてはチャットボットへの広告掲載に断固反対していましたが、その後方針を転換し、ChatGPTの将来のバージョンで広告掲載の可能性を示唆しました。
動機が何であれ、Alexa+への広告の導入は、ユーザーエクスペリエンスとAmazonの戦略の両面において大きな転換点となるでしょう。特に、Alexa+は長年、維持費が高く、収益化が難しいという問題を抱えてきたことを考えると、その重要性は増すばかりです。広告付きのAlexa+は、Amazonがかつては金食い虫だったスマートアシスタントを、（少なくとも今のところは）サブスクリプション料金を値上げすることなく、ついに収益を生み出すマシンへと変貌させようとする試みなのかもしれません。
Alexa+はまだ新しいため、広告付きの体験が実際にどのようなものになるかは不明です。ジャシー氏によると、その構想は、広告を役立つものとして位置づけ、顧客が購入を検討している商品を見つけるのに役立つものにすることです。
今回の紹介は以上です。
それでは、また。
