今回は2023年5月11日、IABが発表した米国ポッドキャスト広告の2022年の収益と2023年~2025年の成長予測をまとめた資料「U.S. Podcast Advertising Revenue Report 2022」の中から、Audiostartが気になった箇所をピックアップして紹介していきます。
関連記事
2022年 米国ネット広告市場におけるデジタル音声広告動向
2022年 英国ネット広告市場におけるデジタル音声広告動向
IAB / 2022 Podcasting Ad Revenue Up 26% YoY; Revenues to More than Double by 2025 to $4B According to IAB’s U.S. Podcast Advertising Report
IAB / U.S. Podcast Advertising Revenue Report 2022
ポッドキャスト広告収益実績
コロナや戦争など経済的な逆風にもかかわらず、2022年のポッドキャスト広告収入は、対前年比26%増の18億ドル(日本円でおよそ2,400億円)へ。
成長率は、デジタル広告全体の2倍を超える高い水準を維持しています。
ポッドキャスト広告収益将来予測
2022年から2025年にかけて2倍以上の40億ドル(日本円でおよそ5,400億円)になると予測されています。
ポッドキャスト広告ジャンル別収益
ポッドキャスト広告ジャンルは多岐に渡っていますが、興味深いのはニッチなジャンルの合計となる「その他」が最多の28%を占めていることです。ポッドキャスト番組のジャンルが多様化し、ニッチなリスナーにとって理想的なメディアとして進化していることが背景となっています。
ポッドキャスト番組別収益
収益性の高いジャンルが変化し、スポーツ (15%)、社会と文化 (14%)、コメディ (14%) が、ニュース (19%から12%に低下) に代わって、最も収益を生み出すコンテンツジャンルとなりました。
スポーツ、社会と文化、コメディの収益がニュースを抜いたのは、対面式の大型ライブスポーツイベントやライフスタイルイベントが復活し、ニュースや政治オピニオンコンテンツが減速したためとのこと。
日本でも成長が見込まれるデジタル領域の音声広告、そろそろスタートしてみませんか?興味のある広告主の皆様、ご連絡お待ちしております。
ではまた。