AmazonがAmazon Fire TVシリーズからコクレア社の人工内耳に直接音源を流すことが可能になったと発表しました。今日はこのニュースを紹介していきます。
アマゾン / Amazon Fire TVから人工内耳でのオーディオストリーミングが可能に
聴覚障害者の方で耳に補聴器をつけている人は、テレビを見たり音声コンテンツを楽しむ時に、反響音や音質の悪さのために、おおよそ4割から5割の発話を聞き逃しているそうです。
今回これを解決するため、オープンソースのASHA(Audio Streaming for Hearing Aids)プロトコルを介して、Amazon Fire TVからコクレア社の人工内耳(聴覚インプラント)に直接音を流すことを可能としたというもの。
これにより聴覚障害者の方も、NetflixやPrime Videoなどのストリーミングサービスはもちろん、Alexaの使用、音楽視聴、ナビゲーション音の聴取をより快適に利用できるようになるそうです。
対応するFire TVは日本国内ではFire TV Cubeの第2世代・第3世代のみ。Fire TV Omni QLEDシリーズ、Fire TV Omniシリーズ、Fire TV 4シリーズは日本国内では販売されていないため利用できません。
ペアリングできるコクレア社の人工内耳については、Nucleus 8、Nucleus 7、Kanso 2、Baha 6 Maxサウンドプロセッサが利用できるとのこと。
音を使ったアクセシビリティの改善ソリューション、ますます普及して欲しい技術ですね。
ではまた。