今回はIAB UKとPwCが発表した「IAB Digital Adspend UK 2022 」の中から、デジタルオーディオアド(デジタル音声広告)領域を中心に抜粋して紹介していきます。以前紹介した米国市場のポッドキャスト広告についての記事も参考にしてもらえればと思います。
IAB UK / Adspend
InPublishing / IAB releases Digital Adspend 2022 report
インターネット広告収益(2022)
まず英国のデジタル広告市場全体では対前年比11%増の261億ポンドとなりました。
広告業界にはネガティブなインパクトがあるパンデミックが始まった2020年からの比較でも56%増加する結果となりました。
ポッドキャスト広告(2022)
ポッドキャスト広告は対前年比32%増の7,630万ポンドとなりました。全体を上回る成長であることは米国市場同様の結果ですね。また、IAB UKが2020年にポッドキャスト広告のレポートを開始してからなんと3倍以上の増加となっています。
今回のレポートの発表にあたり、IAB UKのCEOであるJon Mew氏は「広告主が新しい方法で視聴者と共鳴する機会が増えており、ポッドキャスティングの継続的な成長と並んで、リテール メディア市場が多様化している」、PwCのシニアマネージャー、Hannah Biernat氏は「クライアントは、接続されたデバイス全体でのポッドキャストへの投資とフォーマットの成長によって示されるように、新しいフォーマットで視聴者とつながることを受け入れているようです。」とポッドキャスト広告の成長についてコメントしています。
ということで英国市場も米国市場同様、デジタル音声広告が高い成長を示していることがわかりました。
プライバシーの観点で「サードパーティークッキー(3rd Party Cookie)」の利用が難しくなるアドテク業界において、この影響を受けにくい仕組みのポッドキャスト広告はますます伸びることが予想されています。
日本でも成長が見込まれるデジタル領域の音声広告、そろそろスタートしてみませんか?興味のある広告主の皆様、ご連絡お待ちしております。
ではまた。