Spotifyが、2022年2月に買収した音声広告効果測定ツールのPodsightsを「Spotify Ad Analytics」とサービス名を改称し無料で使えるようにしたことを発表しました。今回はこのニュースを紹介していきます。
Spotify Ads / Advertising Analytics: Get Actionable Insights
「Spotify Ad Analytics」はSpotifyプラットフォーム内外の音楽とポッドキャストに挿入した音声広告を対象に、広告主がSpotifyのファーストパーティーデータと広告主のWEBサイトに埋め込む「Spotifyピクセル」に基づいて広告効果計測を行うものです。
計測内容はキャンペーン、アトリビューションとコンバージョン、ブランドリフトなどが把握できるというもの。
・キャンペーン
広告費用と配信状況をリアルタイムで追跡。
・アトリビューションとコンバージョン
カート追加・購入・リードなど、リスナーのWEBサイト上での行動をデバイス間で追跡。
・ブランドリフト
キャンペーンがブランド指標とマーケティング目標にどのような影響を与えたかを追跡。
Spotify プロダクトバイスプレジデントのパー・サンデル氏は「マーケティング戦略でデジタルオーディオを活用するマーケターが増えるにつれ、キャンペーンがビジネスに実際の影響をどのようにもたらしているかをマーケティング担当者が理解できるよう、優れた測定ソリューションを提供することが不可欠です。Spotify Ad Analytics のリリースにより、お客様がより完全なファネル測定ソリューションに簡単にアクセスできるようになり、世界中でより大きな影響を解き放つことができます。
この新しいサービスの導入は、Spotify がブランドを文化と調和させる目的地であるだけでなく、マーケティング目標とビジネス成果を達成する場所でもあることを証明するための重要なステップです。」とコメントしています。
この「Spotify Ad Analytics」はオーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、メキシコ、ニュージーランド、スペイン、英国、米国を含む11の国の広告主が無料で利用可能です。また、すでにPodsightsを使っていたユーザーはそのまま効果測定可能とのこと。
日本での導入は発表されていませんが、また動きがあればお伝えしていきます。
ではまた。