今回はIAB / PwCが発表した「IAB Internet Advertising Revenue Report: Full Year 2022 」の中から、デジタルオーディオアド(デジタル音声広告)領域を中心に抜粋して紹介していきます。
IAB / Internet Advertising Revenue Report: Full Year 2022
インターネット広告収益 推移(2020-2022)
まず全体では2021年から2022年の間に、インターネット広告の収益は前年比10.8%増の2,097億ドルとなりました。
インターネット広告収益 四半期ごとの対前年比較(2021-2022)
四半期ごとの対前年比の成長率は第1四半期21.1% 、第2四半期11.8%、第3四半期8.4%、第4四半期4.4%でした。前半は大きく伸び、後半は減速した形です。米国経済のインフレ率が6.51%と2019年と2020年の水準を大きく上回り、パンデミックとロックダウンの影響が残る中で、それでもトータルでは伸びたのがすごいところです。
インターネット広告フォーマット別実績(2020-2022)
続いて、広告フォーマット別の実績。シェアで見ると検索広告40.2%、ディスプレイ30.3%、動画22.5%、そして音声広告が2.8%と続きました。音声広告はシェアでは小さいものの、前年比20.9%増の総額59億ドル、日本円でおよそ8,100億円という規模へ成長しています。日本のラジオ広告費が1,129億円であることを考えると8倍の規模のデジタル音声広告が動いているわけで、規模感の違いを感じさせます。
インターネット広告フォーマット別成長率(2020-2022)
続いて、広告フォーマット別の成長率。2022年の成長率は2021年以前の水準に戻っていますが、その中でも音声広告と動画広告は相対的に好調な成長を示しています。音声広告の成長率は20.9%で、最も成長した広告フォーマットとなっています。
ということで米国市場における音声広告はネット広告全体におけるシェアも拡大し、最も高い成長率で売上が増加していることが改めて確認できました。
日本でも成長が見込まれるデジタル領域の音声広告、そろそろスタートしてみませんか?興味のある広告主の皆様、ご連絡お待ちしております。
ではまた。