今回は、ブランデッドポッドキャストについてのお話です。企業が自社のために運営するポッドキャストのことを「ブランデッドポッドキャスト」、「ブランディングポッドキャスト」、「オウンドポッドキャスト」などと呼びます。要はWEBにおけるオウンドメディアのポッドキャスト版のことです。
もちろん、このAudiostart Newsのポッドキャストもブランデッドポッドキャストのひとつです。
自社ブランドやサービスを音声で伝え、興味のあるユーザーをファン化し囲い込んでいく手段として米国では2020年以降急増しており、2021年の段階でChartableが把握しているだけでも8,000番組を越しています。いまなら余裕で10,000超えていそうです。
ブランデッドポッドキャストが増えている背景はポッドキャストリスナーが増えていること、そしてリスナーを捕まえるためにペイドメディアとしてポッドキャストに広告を出すだけではなく、オウンドメディアとしてのポッドキャストの運営も効果的だということが明らかになってきているためです。
企業のマーケティング担当者視点でみれば、ブランデッドポッドキャストのコンテンツは再利用しやすいのも魅力です。例えばポッドキャストを文字化してWEBのオウンドメディアに投稿したり、ハイライトを抽出してニュースレターにしたり、ソーシャルメディアで拡散することも容易です。
また、ポッドキャストは他のメディアに比べていくつかの優れた特徴があります。まず、平均エンゲージメントが高く、最後までコンテンツが聴かれる率が高いこと。WEBブラウザのように複数のタブを開いてブラウジングするのと異なりポッドキャストは複数の番組を同時に聞く人はいないこと。ポッドキャストは能動的に聴かれるもので、うっかり誤って聴くというものではないことなどなど。
そんなブランデッドポッドキャストの開設が国内でも増えてきています。
例えば、化粧品の「資生堂 S/PARK」、掃除の「ダスキンおそうじポッドキャスト」、書籍の「小学館文芸 本の窓」など。まさに企業が自社マーケティングのためのツールとしてポッドキャストを活用している好例だと思います。もちろんこれはごく一部を紹介したもので、他にもたくさんあります。個人運営ポッドキャスト、メディア企業運営のポッドキャストとは一味違うブランデッドポッドキャストは今後さらに成長することでしょう。個人的には、企業がWEBサイトを作るのと同じぐらいに当たり前になるのではないかと期待しています。
ではまた!